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30代後半〜40代前半にかけて、仮面ライダーの洗礼を浴びずに大人になった男の子はいないのではないでしょうか。人間本来もっている変身願望を改造人間という形で実現させ、しかもそれまでの脳天気な完全無欠のヒーロー像ではなく改造人間であるが故の悲しみというダークな部分も背負わせたことで、陰のある新しいヒーローが完成したのであります。石ノ森章太郎はなんと天才的な頭脳を持っているんでしょう!仮面ライダーとはもはやノーベル賞なみの「発明」と言ってもいいでしょう。そしてテレビのブラウン管に登場したライダーは藤岡弘の暑苦しさと昭和のフィルム映像がもつオドロオドロしさ、秀逸な怪人の造形、光と陰の演出により強烈な印象を我々の脳に刻みこむことに成功したというわけです。あなたもありますよね?ライダースナックを買ってカードだけ抜いてお菓子を捨てたでしょう!?うそついたってわかりまさ! ・・・ま、それはさておき、前置きが長くなりまくりました(笑が、ようするに平成ライダーは石ノ森さんの想像を超えて別物として成長してくれたわけです。これはこれでいいんです。オモシロイいから。でもここへきて原作に忠実な仮面ライダーが劇場版の作品「仮面ライダーThe First」として製作されたのです。出てくるのはもちろん1号=本郷猛と2号=一文字隼人。(ただしイケメン俳優でがちょーん)こりゃもちろん見に行くでしょう!見に行くしかない!(誰だ!電通の友人が無料チケットをくれたんでしょう?とか言う奴は!・・・)とにかく!ともに仮面ライダーの行く末を憂う友人2名と恵比寿カンティーナのヨーダ像の前で土曜18:30に待ち合わせ。この店は映画のコンセプトを行かしたグッズ併設の洋風居酒屋で、かわいい女の子の店員さんがいます。サンカラストーンやボバフェットの銃が必要になったらここで買いましょう。・・・ままま、それまたさておき、夜20時を回る頃、愛機アルカディア号を渋谷宮下公園下駐車場に滑り込ませたって寸法さっ。上映館は渋谷TOEI。一日一回しか上映されない(それも夜9時〜)し、東京では2館のみ。いったいどういう扱いの低さだ!石の森をなめるとバチかぶるぞ!ロボコンぷんぷん怒りん坊!・・・と憤りつつ、上映30分前に劇場に行ってみる。するとどうだ!この扱いの低さをあざ笑うかのように、上映開始30分前にも関わらず階段まで列ができているじゃないか!やっぱりすごいなぁ。人気は衰えていなかった。並んでいるのはいわゆる「電車系のお兄さんグループ(大きいお友達)」と、ソロで来てるおじさん、おばさんが多い。こいつらもたぶんライダースナックをどぶに捨てた口だ。おお、同志よ笑!そしてごくわずかに若いカップル。日本もまだまだ捨てたもんじゃないな。おまいら、半額でいいぞ! 以下、ネタバレを含むのでこれから見ようという人は読まないように。開場し適当な席を確保する。わくわくしながら待つ。やがて劇場が暗転し「男たちの大和」の長渕剛の暑苦しい歌声がやむと(どうでもいいが「もう会えない君を守る」というコピーは結構秀逸だな・・)いきなり本編が始まった。なんと!ここでスピーカーから大音響で流れるのは子門真人が歌う仮面ライダーの主題歌であった!旧作へのオマージュを忘れていない監督に感謝である。そして前半は急ピッチに展開する。石橋蓮司(笑)扮する大物代議士がショッカーに処刑される。ここでショッカーの存在意義を急ピッチで説明するわけだ。一方で心優しく優秀な研究員であるイケメン本郷猛はトンネル内で拉致られ、有無を言わせぬ改造手術。ドリルでガガガガ。ショッカーの手先・改造人間ホッパーとして人間を襲いはじめるのだ〜!と、ここまで一気に物語が進んでしまうのである。ちょっと展開早すぎ。もっと落ち着いて丁寧にキャラの背景を描いて欲しかった気もする。しかし今回、何よりも関心するのは「変身しない」こと。実は原作でもライダーは「変身しない」のである。変身シークエンスはテレビ版で勝手に作られたもので(その後は石の森作品の定番になるけど)、原作では本郷猛は改造人間である醜い顔を隠すために自ら「マスクをかぶる」のである。この映画では必要な時にベルトのタイフーンが回転し、自分で仮面をかぶり、顎の部分(クラッシャー)をカチャッとセットする。(ライダースーツをいつのまにか着てるのはご愛敬)これが意外なくらいにキマっているのである。 そして本郷はついに本郷自身を取材していた女性(金八先生に出てた女の子=小嶺麗奈=アップではやや肌荒れが目立つ)の婚約者である男性を襲ってしまう。最終的にこの婚約者を手にかけたのはスパイダー(板尾創路。普段タクシーの運転手をしている板尾さん、ダウンタウンで昔かぶりものをやっていたから結構この怪人役も似合う。能面の表情が逆に怖さ倍増)。正常な意識を取り戻した本郷がスパイダーを押しのけ助けようとするが、婚約者は事切れる。たまたま遺体の近くにいたことで小嶺嬢に疑われてしまうんだなあ・・・。これは主人公がヒロインに疑われるという王道パターン。しかし本郷を恨んでいる小嶺嬢は何故か警察には届けない・・・笑。なんで?その後、ホッパー(ライダー)の裏切りを知ったショッカーは対ホッパー用の改造人間としてもう一体のホッパーを創る。これが後に2号ライダーとなるわけです。しかしこれまた何故か、このホッパーは例の婚約者にそっくりなんだな〜。この設定は意味不明だった・・・。この婚約者似の男・一文字隼人が外車を乗り回すプレイボーイで、小嶺嬢にマジ惚れしちゃうのはオモシロイ。てな感じでポンポンと話は進んでいくです。随所に盛り込まれるアクションはとても小気味よい。バイクも平成ライダーの王道のオフロード系ではなく、完全フルカウルのオンロード系。当時のサイクロン号を思い出すなあ。バイクアクションも過激でジョンウーのMI2よかよっぽどかっこいいぞ!忘れちゃいけないのが、立花藤兵衛。いわゆるライダーの味方となるバイク屋のおやっさんです。既にオリジナルキャラの小林昭二さんが亡くなっているので彼の後釜として起用されたのがなんと宮内洋!(=V3=アオレンジャー=怪傑ズバット)歳は取ってもスーパーヒーローだねえ。悩む改造人間本郷にいい台詞を聞かせつつ、スーパーバイクを与えます。 そうそう、忘れちゃいけないのがショッカー。ショッカー幹部には故天本英世くんが再登場。これまた一昨年亡くなってしまったが死神博士でおなじみですね〜。彼がデジタル映像で登場(声は別人があてている)。ライダー好きにはたまらん設定。ある意味本当に死神(こら!)。そしてライダーマニアで有名なISSAも登場。ところが・・・・ノーメイクでストリート系の衣装で・・・べしゃりもまんま・・・DA-PUMP笑。ここらへんどう考えたらいいんでしょうか?その他、今をときめくウエンツ瑛士くんも怪人役で登場。なかなかいい演技してくれてます。
随所に「あー俺だったらこうするなあ」とか「ここは異常にかっこよいなあ」とか思いながら見てしまった。久々に何も考えずに童心に帰れた作品でした。果たして結末は続編を期待させるものでした。V3はリメイクされるのか!?そん時宮内洋はどうするのか!?(別にどうもしない)瀧は出てこないの?などなど、楽しみはつきないけどようは今回の映画が当たるかどうかですね。ぜひ当たって欲しいなあ。あ、響鬼もいいっすよ。俺は苦悩しながらも自分を鍛えて一生懸命戦うライダーの姿が好きなんだな。 ![]() 寝る前とかにふと言葉が浮かんで書き留めたくなることがあるので、枕元にはメモ帳をおいています。しかし翌朝読むと意味不明な言葉であることが多い。先日は「ただ、輝く」とか「心をコスモにとばす」と書いてありました・・・。あと、酔っている時に電車の中とかで携帯のメモ帳に書き留めることもあります。昨夜見てみると、「墓場に眠る夢」「12月の重たい空」って・・・・。先生、あたしは一度真剣に精神科に通うべきなのでしょうか?極めつけは「電車で隣に座った女が一個席を空ける」・・・もはや宇宙から命令電波を受けているとしか思えません。僕が変な行動をとっていたら迷わずMIBに連絡して引き取りにきてもらってください。 ![]() ずいぶん楽しませてくれた仮面ライダーブレイドだけどついに終わっちゃったなあ。最初はライダーのデザインの悪さ(特に頭の形状が・・・)と、ポケモンカード以来子供達を虜にしてきた「カード玩具を売らんかな」という姿勢がありありと見えて嫌だったんだす。多いよね、カードものって。コンプリート癖をくすぐるから大変なのよね。でも子供と一緒になって見ているうちに(と言っても日曜の早朝なので毎週録画だけど)、けっこうはまった。では知らない人のためのブレイド講座。 1万年前、不死の生命体アンデッド(笑)によるバトルロワイヤル(なぜかバトルファイトというネーミングであったが・・・)があった。死闘の果て、53体全てのアンデッドは53枚のカード(ま、ようするにジョーカーを含むトランプですな。)に封印された。ところが数年前何ものかがアンデッドの封印を解いてしまったことから物語が動き出す。主人公の剣崎一真は、アンデッドの研究を行っていた人類基盤史研究所(ボード)に、アンデッドを封印するための"職業"である仮面ライダーとしてスカウトされる(何とこの組織から給料をもらっているのである。初のサラリーマン・ライダーなのだ)。ボードから支給されるのはアンデッドを封印するための戦闘システムである「ライダーシステム」。剣崎はこのライダーシステムを使って仮面ライダーブレイド(スペードAでカブトムシ)となり(実はこのシステムに適合する人間しか変身できない)、アンデッドを次々に封印していく。ともに戦うのはボードの研究員であった橘朔也。彼は同システムで仮面ライダーギャレン(ダイヤのAでクワガタ)となる。この他、最強のライダー・レンゲル(クローバーAでクモ)や、謎のライダー・カリス(ハートAでカマキリ、その実はジョーカーだった)が登場し、複雑な物語を形成する。そしてあっと驚く結末・・(笑)。
![]() ![]() ↑クリックするとそれぞれのライダーの変身シーンがみれます なんつっても年若いイケメン俳優たちの聞き取れないセリフ回し(オンドゥール語という流行語も産んだ)とひどい演技が世の奥様方の絶賛を浴びて、後楽園遊園地では息子そっちのけで奥様が俳優に群がるという話を聞きました。たしかに演技以前というか、滑舌悪すぎでひどいです(笑)。でもまぁそれはそれ。あたしは子供番組と割り切って、単純にヒーローものとして楽しんでいたわけです。いいじゃん。「怪人をやっつけるためにバイクで駆けつけてベルトで変身してキックで倒す!」という水戸黄門ばりのパターンは忠実に守られているんだし!敵の大将はモロボシ・ダンだし(笑)!
![]() 友人が手作り石けんなるものをくれました。これはこの友人のおねえたまが趣味で作り始めたんだけど、すこぶる評判がよく、最近になって少〜しずつ販売をはじめたというもの。よく家庭用の油が余ったら石けんを手作りできるなんつ〜話もありますが、そういうのとは全く違います。原材料には体によいものを厳選し、数ヶ月かけてひとつひとつ丁寧に手作りしとるようです。これを3個もらったので早速使ってみた。まず泡立ちがちがう。細かい泡がたくさんできる。それと程良いねっとり感が量産品の石けんとは違い汚れをおとしてくれる気がするなあ。そして洗い上がりのお肌がつやつやに!一気に35歳は若返ったね(って、いくつやねん)。 今まで石けんなんてまるっきりこだわってなかったけど、材料にこだわるとやっぱりいいもんが出来るんですね。そりゃ見た目はカッティングがやや不揃いだったりするけど、逆にこれが手作り感があっていい。これからバスタイムが楽しみになったよ。 しかし、こりゃ、うまくすりゃいい商売になるぜよ。価格も手ごろだし一回使ったらリピーターになる確率が高いし、毎日使うものだから消費サイクルも早い。オリジナリティがあるから贈り物にも引き出物にも最適。生産と品質さえうまく安定したらかなりオッケーだよ。こりゃ〜手伝って、日本はおろか世界のブランドに育てよう〜♪よし、石けんでポルシェを買おう!石けんでロックフェラーセンターを買収しよう!石けんで太陽系を征服(以下略)・・・。 ![]()
もうすっかり松の内も過ぎましたが今年もよろ。昨年は個人的には左耳の聴力を一時なくし、それ以外も体調不良爆発。追い打ちをかけたのが娘の受験と息子の大病。もうえらいやっちゃえらいやっちゃ、そーれそーれそーれそーれ!ワッショイ、ワッショイ、塩まいておくれ!ギブミーガム!てな騒ぎで踊り狂っているうちに日は過ぎた。自然の力もすごかった。映画みたいな巨大な台風はじゃんじゃんくるわ、地震は東北を揺さぶるわ、夏は異常に暑いわ、ヨンさまも攻めてくるわ、ほんとに2004年は異常気象のオンパレード。極めつけは年末のスマトラ島沖地震。地球規模での大災害。亡くなった方が15万人!?そりゃ、戦争か、火星人の襲来だよ・・・。そしてだめ押しは年末ジャンボ大外し・・。年は明けたが、本田美奈子の白血病も気にかかるし、波乱の年明けやなあ。
理屈<<感性 憂鬱<<笑い 日常<<非日常 直進<<曲折
陽気に明るく楽しくかっこよく。そうだな、マツケンサンバ2でもおどるような足取りで愉快にいこうぜ。
♪ガラスのGeneration さよならRevolution つまらない大人にはなりたくない! |