生涯での映画ベストテン


 今まで生きてきて観た映画の中でのベストテンを考えてみました。しかし、映画にはジャンルがあり、違ったジャンル間での比較は難しいものです。それでも敢えて強引にベストテンを作ると以下のようになりました。ちなみに思いっきり私の趣味ですのでその辺はご了解の上で見てね。ま、みなさんご覧になったものばかりかと思いますが、もし観てないものがあったらレンタルしてみてください。
 なお、邦画と洋画を比較するのはさすがに酷だと思いまして、邦画は別にベスト5を作りました。

 

邦画部門

第5位

「戦場のメリークリスマス」

 邦画なのかなこれ?わかんないけど好きなんですよ。この映画。David Bowieが生き埋めにされるシーンが残酷なのに美しい。

第4位

「ア・ホーマンス」

 松田優作の初監督作品。実験的要素が強いため、好き嫌いがはっきりわかれるようです。「金をかけられない日本でSFを作りたい」「魂をカメラで撮れないか」という同氏の思いこみが感じられる。

第3位

「すかんぴんウォーク」

 吉川晃司のデビューのために作られた、芸能界辛口サクセスストーリー。これで本人が売れなかったら相当悲惨なことになってたでしょう。青春のひとコマを切り取った爽やかな作品です。単なるアイドル映画ではありませんよ。

第2位

「獄門島」

 金田一さんシリーズはみんな好きなんですが、これはトリックや筋書きが一番好きです。犬神家と八墓村も捨てがたい。うちの兄貴である健太は大の金田一ファン。LDも集めまくっています。彼に息子が生まれたら間違いなく名前は助清でしょう(笑)。もはや「金田一き○がい」とも言えましょう。そういや「きーちがいじゃがーしかたがない・・・・・」というセリフ覚えてますか?

第1位

「ルパン三世 カリオストロの城」

 一位がアニメであるということに違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうが、ほんとに面白いです。ビデオでも持ってまして何度も観てます。海外でも評価の高い宮崎氏の作品。有名な映画なので観た方は多いでしょう。是非、子供さんと一緒に楽しみましょう。

なお、寅さんシリーズは別格とさせていただきます。(どれも素晴らしいです)

洋画部門

第10位

「TOP GUN」

 これを観るとスカっとする。ほんとです。私は大学受験の発表を見に行って受かった直後に観たので、その感もひとしおでした。なお、同点10位で「STREET OF FIRE」も良い映画です。

第9位

「BACKDRAFT」

 日本ではいまいちだったけど、向こうじゃ大ヒットした消防士さんの映画。火災と戦う消防士兄弟をカートラッセルとウィリアムボールドウィンが好演してます。ちなみに日本では「料理の鉄人」のオープニングテーマとしてこのサントラが使われてます。火災の時に不用意にドアを開けると・・・・・!

第8位

「ROBOCOP」

 単なるバカSFではないですよ。人間て何? 死って何? と考えてしまう結構重い話です。殉職した警官がロボットとして再生し、蘇って来た人間の時の記憶に悩む・・・。しかしこの映画にはSF、コメディ、スプラッター、愛といったいろんな映画の要素が詰まっています。つい先日TVでやってたので観た人も多いでしょう。

第7位

「Driving Miss Daisy」

 アカデミー作品賞を受賞したこの映画の凄いところは、はじめから終わりまで事件らしい事件も起こらず、何の盛り上がりもないところです。それなのに二時間まったく退屈することもなくグイグイ映画に引き込まれてしまいます。こんな映画は初めてです。ジェシカタンディとモーガンフリーマンの熱演に拍手!

第6位

「HUNTER」

 私はどうしても俳優で映画を選んでしまう癖があるのですが、この映画もそうです。Steve McQueenは私の大好きな男優の一人。癌におかされた彼が、アクションスターとしての最後を飾った遺作がこのHUNTERです。ラストでSTEVE演ずる主人公に赤ちゃんが誕生するところでこの映画は終わりますが、古い命と新しい命のバトンタッチのように思えるラストでした。

第5位

「ROCKY」

 これまたアカデミー賞受賞作。観てない人はまずいないのではないでしょうか?これ一本でスタローンがスターにのしあがったことでも話題となりました。ストーリーはあまりに有名なので割愛。努力を惜しまなければ必ず道は開ける、ということを教えてくれる映画でした。ちなみに二作目も絶品です。(それ以降はちょっと)

第4位

「St.Elmo's Fire」

 青春映画の金字塔。日本でも「愛という名のもとに」というパクリドラマを産みました。青春っていいなあ、と自分の学生時代とダブらせてしまいます。また、アメリカの学生のライフスタイルをおしゃれに描いており、登場人物の部屋などはどれも素敵です。音楽はDavid Foster。私は自分の披露宴の入場にこのテーマ曲を使いました。

第3位

「CASABLANCA」

 私はこの映画を大学の英語の授業で観ました。先生が熱烈なBoggyファンだったのです。はじめは「なんて女々しい男だ」と思ってましたが、何度も観るうちに(授業で何度も観せられたのです)「いや、人間とは誰しも弱いものなんだ」と気づき、「それでも格好つけるのが男なんだ」というハードボイルドの世界を教えてくれた作品です。ちなみに映画では趣味の合わないうちの親父と、唯一意見が合うのがこの映画です。♪You must remember this, A kiss is just a kiss, A sigh is just a sigh〜♪

第2位

「E.T.」

 これまた有名すぎて敬遠されがちな映画です。ところがあれだけ話題になりながらも、観てない人が多い不思議な映画でもあります。私はこれを観て、子供の頃の記憶、におい、感覚、イメージが鮮やかに蘇りました。子供の視線を観客に見せるため、常にローアングルから捉えたカメラのせいでしょうか??しかし、いいものはやっぱりいい!今更・・とは言わずに是非観て下さい。

第1位

「BLADE RUNNER」

 SF映画の傑作。当時まだそれほど売れてなかったHarrison Fordが渋い演技を見せてます。ラストのレプリカントのセリフは人間の心を揺さぶります。これを観るたび、雨のネオン街をトレンチコートを着て人混みを掻き分けて走りたくなります。ディレクターズカット(最終版)というマニアックバージョンも公開されていますが、初心者には完全版をお勧めします。これにはHarrisonのナレーションが入っています。

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