[JACK in the Wind] SUZUKI GSX1100S KATANAでリターンライダーになった危険な話

2016_0312_ゴールドメダルのスラッシュガードをGSX1100カタナに取り付ける

みなさん、フラッシュゴードンです。

ドンドンドンドンドンドンドン「フラッシュ!アーアア!」・・・・それはクイーンが歌った、映画「フラッシュゴードン」の主題歌でしたな。

すいません。フラッシュゴードンじゃなく、スラッシュガードです。いわゆる立ちごけや事故の時にエンジンを守ってくれるエンジンガードですな。

納車直後に自動車と接触してジャックを倒してエンジンを破壊してしまった経験がある私は、以前からエンジンをガードしてくれる「何か」を付けようと思っていたわけです。

選択肢は2つありました。ひとつはエンジンスライダーってやつ。フレームに通してこんなのを固定するだけ。

手軽だしカタナの美しいフォルムも壊さないし、いいかなって思ったんですが、調べてみたらスライダーって、レースでこけた時にバイクをうまくコースアウトさせるために路面を滑らせる(文字通り「スライド」させる)ためのものだそうです。つまりは倒した時の衝撃分散ではなく、倒した状態でズズズズズーっと滑らせて他のライダーのじゃまにならないようにするためのもの。またバイク屋のお兄さんの話によると倒した時の衝撃が一点に集中するのでバイクのフレーム自体を曲げてしまうという話を聞きました。それは怖い・・・。

そこで次の選択肢。スラッシュガードという、教習車同様にエンジンをパイプフレームでカバーしてくれるガードをつけることにしました。こちらはバイクを倒した時の衝撃を分散し、破損を最小限にくい止め、旅先でも走行可能な状態を保ってくれるものらしいです。

しかし教習車がこの世でもっとも醜いバイクだと信じている私にとっては、カタナの美しいフォルムが果たして保てるのか超不安。それに「私は下手くそです」と世間に宣伝しながらバイクに乗るのは嫌ですよね。で、いろいろ種類があったんですが、僕はカタナに似合うかっこいいやつを選びました。メーカーさんはゴールドメダルといいます。

こんな奴です。「サブフレーム バフ仕上げ」です。かっこいいでしょ。

実はパイプが「下部だけ」しかつかない、「サブフレーム無し」の「スタンダード」もありました。

どっちにしようか迷ったんですが、3点で固定した方が衝撃は緩和できるだろうと思い、「サブフレーム」の方にしました。

ネットでは賛否両論あり、カタナのデザインの変更を最小限にしたい人はスタンダードを選んでいるようだし、でもスタンダードでこけた人はサブフレームにすりゃよかった・・って言ってるし。いろいろ考えて僕はサブフレームにしました。ま、結果は以下で御確認ください。

 

 

さて、このスラッシュガードをどこで買うか。ネットで探しましたが複数のショッピングサイトをめぐりましたが、新品は送料込みでだいたい2万8千円〜3万円といったところ。ちょっと高いですね。

そこでヤフオクを覗いてみたら、カタナのショップとして有名なユニコーンジャパンさんが出品している中古品が送料込みで2万円だったので落札しました。

届いたのがこれ。傷がなくてとってもきれい!これで中古!?

 

 

取り出してみた。部品はこれだけです。

 

 

仮に当ててみる。うん。なかなかいいと思うぞ。

 

 

説明書がないので勘ですすめる。どうやらこのエンジンを固定しているシャフトを抜いて、スラッシュガード付属の長いシャフトに入れ替えるらしい。しかしシャフトを抜いちゃってエンジンは落ちないのだろうか?

 

 

イマイチ自信がないので、車のジャッキでエンジンを支えてみる。ちなみにうちのジャックにはセンタースタンドもないので、傾いた状態で支えてみる。エンジンによくないかも・・・。

 

 

メカニックのエドを助っ人に呼んでやってもらう。レンチで回すと反対側のネジも回ってしまうので、そっちをおさえる係が必要だ。

 

 

私が押さえてるところ。取り換え完了。ジャッキアップも意味なさそうなのでやめた。つまりエンジンは特にずれなかったようだ。あとは両側4箇所のネジを外して、スラッシュガードに付属の少し長めのネジに交換。ちなみにスラッシュガードを当てるとネジが締めにくい。レンチが入らないのである。タイヤ交換とかに使う十字型のレンチがあればいいのだが、あいにく持ってないのでいろんなものを代用してなんとか締めあげた。

 

 

さてさて、気になる作業結果である。ビフォーアフターでご覧いただこう。まずは前から見たところ。確かに出っ張るが、そんなに醜いとは思えない。むしろマッスル感がアップしていい感じ。心配だったのは、渋滞などで歩道と車の間をすり抜ける時に縁石にガリガリってやらないか?という点でしたが、どうやらそれはなさそうです。

 

 

次にライダー視点で上から見下ろしてみる。あまり差は感じられない。

 

 

車体左側より。マッスル感がアップして、ええんでないかい!?強そうでないかい!?

 

 

最後に車体右側より。唯一、オイルクーラーのパイプに干渉してしまった。パイプごと締め上げちゃったけど、大丈夫かな。

 

 

斜め前方より。ぜんぜん教習車ぽくなくて、むしろかっこいいぞ!

 

 

やや斜め後方より。マッシブ!!!!

 

 

集合管のあたりのアップ。まったく問題ないぞ!

 

 

ということでレポート終了。ゴールドメダルのスラッシュガードが気になった方のために写真をいっぱい撮りました。(なぜかネットにはカタナにこれを装着した写真があんまりないのよね)

あ、中古で買ったために、エンジンとスラッシュガードの間に挟むゴムが入ってなかった。(たおした際に、スラッシュガード自体がエンジンを破壊するのを抑えるためのもの)これは耐熱のゴムをホームセンターで買ってきて取り付けてみようと思う。

スラッシュガードのお世話になることはあまり想像したくないけど、転ばぬ先の杖。いつか役に立ってくれるだろう。

 

 

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