2014_0715 ゲイとヒットマンとワイシャツと私 |
こんばんわ、実は電車ライダーでもあるMaster jokerです。
今朝の電車内。もちろん結構混んでいた。
背は低いが角刈りで強面の30歳くらいの男性が、車内中央で仁王立ちしている。
混んでいるので角刈りも多少押されるのだが、そこはかとなくみんな避ける。怖そうだから。
そういう時って、だいたい僕が担当になる。角刈りの真横に立たされてグイグイ後ろから押される。やばいだろ。こんなヒットマンみたいな兄ちゃんに因縁つけられたら俺の命が死んでしまう。頼むから押さないで。
うっかり足を踏みつけてしまったなう。
あぁやばい。死んだ。俺、死んだ。全国2万人のMaster jokerファンの皆さん、さようなら。そしてありがとう。華麗なるMaster の人生は小田急線の中で終了。
相続税のことなど考え始めた次の瞬間、異様なものが目に入った。
角刈りの前にはさらに背の低い角刈りミニがいたのだ。
で角刈りは角刈りミニの耳に唇を付けて何やらもぞもぞしている・・。あら。
仕事柄BL作品には慣れているが、これはBLでは無い!
『ガチ』のやつや!!
その後も角刈りミニの右耳への囁きと愛撫に夢中なのか、俺が足を踏んだことなど全く気にしていない様子。
助かった!ミニに助けられた!
そうなると俄然、ダブル角刈りの愛の営みが面白くて仕方がなくなった。漫画『キリン』を読むふりをしながらチラ見→ガン見を繰り返す。
そしたらミニと目が合ってしまった。睨まれた。
やばい。こいつもヒットマンぽいぞ。やっぱりMaster は死ぬのか。ミニに刺されるのか。人生ラストに血まみれになりながら渾身のギャグで『なんじゃあ、こりゃあああああ!』って言えるだろうか。今日の夕刊には『松田優作ファンが刺殺さる!ジーパンの真似で死す』的な。
だがそのとき、角刈りの前歯攻撃が始まったのか、ミニはそっと優しく目を閉じる・・。
助かった、、、のか、、、?
新宿到着。
二人は歌舞伎町あたりに消えるのか?と見守ると、何と別々の方向に歩き出した。
へ?知り合いじゃないの!?まさかこの電車内で初めて出会って意気投合して愛し合い、終点についたら挨拶もなく別れるの!?
なんてクール!!
・・じゃない、意味が分からなくて怖い!
僕もいつか角刈りに見初められて求愛行動を受けるのだろうか。そして足を踏んだリーマンを睨みつけるのだろうか。
ゾンビのような、ゲイの連鎖。角川で映画化。とか。
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