[JACK in the Wind] SUZUKI GSX1100S KATANAでリターンライダーになった危険な話

2014_0518 ついに卒業検定。さて・・・・・。

実はもろもろの理由があって、2段階の見極めをもらってから卒業検定までに3週間も空けてしまった。

GWだなんだと、イベント目白押しだったのである。



これから免許とられる方は絶対にこれは避けた方がいい。

あたりまえだけど。

感覚とかコースとか、忘れちゃうのよね。

とにかくもう必死でしたよ。全力でコースを記憶して、念力でイメトレして、胆力で精神を高揚させ、当日を迎えました。

当日は朝早くに教習所に集合し、まずは教室で説明を受ける。晴れてよかった。雨だったらかっぱも着るし大変だ。

ヘルメットをまだ持ってなかったから、レンタルのサイズとかを聞かれる。

この日、バイクの検定を受ける人は20名ほど。うち、大型二輪は自分も含め3名。みんなおじさん。w

「今日の検定は2号コースで行います」

ふむ。コースは記憶しているのでたぶん、大丈夫。のはず。でも2号なのか。そうか。





肘あて、胸と背中のプロテクター、ひざあてをつける。

メットもかぶるし、グローブもするし、ほとんど戦場に駆り出される兵士である。ほんと我々が武装して無言でたむろする待合室は殺気立ってて、まるで『エイリアン2』の兵士たちが、エイリアンがいると思われる星に降下する直前の船内のようだった。
ま、実際、我々のも戦場なんだけど。


待合室は外周コースの脇にある。ここで番号順に呼ばれる。さーいよいよ始まるのである。

最初の人が呼ばれる。自分は3番め。受験者のバイクがスタートすると教官のバイクが追いかけてって、後ろから採点する仕組みだ。おっかねえ。

そしてついに自分の番。


まずバイクの横に立ち、受験番号と氏名をはっきりと言う。

バイクの後方確認。ハンドルをまっすぐに戻してバイクを起こして、スタンドを払う。(これがいつも理解出来ない。跨ってからスタンドを払ったほうが安全な気がする。でもダメなのだ。)

またがってミラー調整。クラッチを握りエンジンキーを回してセルをスタート。


後ろのバイクでは教官が目をキラリーンと光らせている。(たぶん)


緊張しながら右後方を確認し、ウィンカーを出してバイクをスタートさせる。

まずはホームストレート。そこそこスピード出す。40kmは出さないといけない。ええと、次は・・。あれ?次はどこだっけ?

やばい。緊張でパニックで頭真っ白。



「はい、右折ですよ。コース間違えないでね。わかんなくなったら止まって。」教官である。

なんと優しい。普段の教習では「愛と青春の旅立ち」の黒人教官のように厳しいのに。

言われた通り右折レーンへ。あ、思い出してきた。

得意の坂道発進。問題なし。

そして2輪専用コースへ。

波状路。こいつもそつなくこなす。

そしてついに来ました!鬼門の一本橋!

ここでアクシデント発生。教習中の別の生徒が転倒。僕の試験教官はいそいでバイクで現場へ駆けつける。

「ちょっとまっててねー」

神の思し召しか。このちょっとの時間で冷静になれた。

「はい、どうぞ」

戻ってきた教官が言った。


いざ一本橋へ。勢い良く乗る。ハンドルを振りながらよろよろ渡る。
必殺のリアブレーキ!
哀愁のアクセルオン!
目線は高く、志も高く!落ちそうなら渡りきれ!

渡りきった!

たぶん規定タイム通り10秒くらいで渡った!(はず)

スラロームも、アクセルオン、クラッチ、アクセルオン、クラッチのリズムでぶいんぶいんとこなす。

S字、クランク、障害物よけ。完璧!接触なし!

あとは踏切と信号と。

外周に戻っての急制動。これ得意技。

で、ウインカー出してスタート位置へ戻る。終了!

エンジン切って教官にあいさつ。
あじゃじゃしたー。


ふー、終わった終わった。脱力・・・。細かいミスがあったかも知れない。

減点が積み上がってアウトになる可能性もある。が、検定中止が無かっただけでも良しとしよう。

やるだけやった。ダメならまた受けるまで。



しばらく待たされた後、教室に集合。



「今から番号言うので、呼ばれた人は教室から出てください」


なによそれ?
で、自分は呼ばれなかった。これって??どっちだ??

5−6人の生徒が出てゆく。



「はい、残ったみなさんは合格です!」



「!!」




やった!無理かと思った大型二輪免許ゲット!教官、さんきゅう!おれ、偉い!




ということで今回は長いブログでしたがお疲れ様です。

あとは二俣川で免許をもらうだけです!



うれしー!
めでたい。




つづく

 

 

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